花
春が来たということで、滝廉太郎さんの『花』の歌詞を調べてみた。
有名な曲で知っているけれど、全体の歌詞は知らなかったので
勉強になりました
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1、春のうららの隅田川 のぼりくだりの船人が
櫂(かい)のしづくも花と散る ながめを何にたとふべき
2、見ずやあけぼの露あびて われにものいふ桜木を
見ずや夕暮れ手をのべて われさしまねく青柳を
3、錦おりなす長堤に くるればのぼるおぼろ月
げに一刻も千金の ながめをなににたとふべき
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現代の言葉で解釈すると、こんな感じだろうか。
娘がもし大きくなって一緒に歌うことができたら
説明できるかな・・・(;^_^A
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1、春の晴れた日の隅田川
多くの船人が上り下り方面へ行き交い
船人たちがこぐオールから飛ぶ水のしずくが
桜の花びらのように散っている
この美しい眺めを何にたとえることができるだろうか
2、見たことがあるだろうか
夜明け前に朝露を浴びている
私に話かけてくるような桜の木を
見たことがあるだろうか
夕暮れに風にふかれ揺れている
私を手招きしているような青柳の姿を
3、錦のように美しい風景の長い堤防に
日が暮れると昇ってくるおぼろ月
本当にこのひと時は素晴らしいものである
この美しい眺めをなににたとえることができるだろうか
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※朧月:露や靄 (もや) などに包まれて、
柔らかくほのかにかすんで見える春の夜の月。
※一刻:ほんのひと時